クルゼイロ時代のレアンドロ・ダミアン【写真:Getty Images】
リーガ・エスパニョーラのベティスは4日、元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアンの加入を正式に発表した。昨年末に母国のクルゼイロを退団して以降フリーになっていたが、今季末までの短期契約で欧州上陸を果たしている。
インテルナシオナルに在籍していた若手時代から特大の才能として注目を集めていたL・ダミアンだが、近年は負傷に苦しみ結果を残せずにいた。そしてブラジル代表経験のある26歳という年齢にもかかわらず昨年12月以降所属クラブがない状態だった。
ベティスの公式サイト上でファンに挨拶をした期待のストライカーは「本当に幸せだ。ヨーロッパへ来るという夢が叶った。そしてこのクラブには常に偉大ばブラジル人選手がいたね。ベティスは僕が来る前にもブラジル人がキャリアをスタートさせる機会を与えてくれていた」と、迎え入れてくれたクラブへ感謝を述べている。
これまでデニウソンやマルコス・アスンソン、リカルド・オリベイラ、エドゥ、ジエゴ・タルデリ、ラファエウ・ソビスといったブラジル出身の実力者が活躍したクラブに移籍が決まり喜びを爆発させるL・ダミアンは、「常にチームを助け、貢献したい。僕はゴールを決めるだけの選手ではなく、たくさんのアシストもしたい。これまでもそうしてきた。ここでたくさんの幸せをつかんで、ファンのみんなにも多くの幸福を与えたい」と新たな挑戦に意気込んでいる。
負傷続きだったため、まずは4ヶ月契約で本当に活躍できるのかどうか見極められる見込みだが、ベティスで結果を残せばヨーロッパでのさらなるキャリアアップも見えてくる。念願が叶った”元有望株”はかつての姿を取り戻し、再びスターダムへ駆け上がることができるだろうか。
【了】