クラブにタイトルをもたらした城福氏が再び指揮を執る
奔放な攻撃サッカーというイメージの強かったこれまでのFC東京に、堅守という新たな特徴を浸透させたフィッカデンティ前監督の手腕と功績は評価されるべきだ。昨季のサッカーに攻撃的なカラーをどれだけ肉付けできるかが今季の課題となる。
城福監督は前政権時にムービングフットボールを掲げ、2009年のヤマザキナビスコカップ優勝。クラブにタイトルをもたらしており、攻撃力アップに不安はないだろう。
この2シーズンで選手たちは結果を得ることの難しさを痛感した。それだけに、勝利のために何をすべきかがわかっている。勝ち切るためには得点力アップが不可欠。前線だけの責任にするのではなく、チームとして得点を取る型を確立していかなければならない。
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