中盤を制し、攻撃の演出を
それを受けて地元紙は、変わるのはDFアレックスほぼ一人と予想。その他のポジションには手をつけない。従ってカップ戦を含めた、本田の公式9試合連続のスタメン出場は濃厚のようだ。
パレルモは今シーズン2人目のダビデ・バッラルディーニ監督を解任し、現在はアルゼンチン人指導者のグリエルモ・スケロットを招聘。しかしまだイタリア国内のライセンスが取得できないため、表向きはかつて中田英寿ともチームメイトだったジョバンニ・テデスコが監督を務めている。
その彼らに対しては、手をつけなかった中盤がまさに試合のキーポイントとなるだろう。相手のフォーメーションは4-3-3のシステムが濃厚。守備の場面ではウイングが下がる格好だが、ミランが緊密に絞れば中盤で数的優勢が生じる。中盤の3枚に対して4人、ここで相手の攻守を分断することが重要となる。
つまり本田にとってみれば、これまでのハードワークをいかに継続できるかどうかが求められる。対面のラザールは攻撃的なアウトサイドとしては優秀だが、これまで3バックの左として主にプレーしてきた選手。また2枚のCBにもまだ安定感ができているとは言い難い。中盤のボール奪取に勝ち、相手のDFラインの裏へパスを流して攻撃を演出したい。
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