広州恒大時代のムリキ【写真:Getty Images】
カタール・スターズリーグ(1部)のアル・サッドは2日、ブラジル人FWムリキが退団することを発表した。
かつて広州恒大でアジア制覇に貢献し、2013年のACL大会MVPに輝いたムリキは2014年夏にアル・サッドへ移籍。カタールでの1年目は負傷に悩まされて思うような結果を残せなかったが、今季は16試合で11ゴールを挙げる好調ぶりでチームをけん引していた。
現時点で新天地は未定となっているが、中国リーグ復帰の可能性が濃厚になっている。中国メディア『捜狐』によれば、ムリキはすでに中国超級リーグ(1部)の複数クラブからオファーを受け取っており、中には上海申花、江蘇蘇寧、北京国安、杭州緑城のものが含まれているという。
また、先月中国のテレビ局『中国中央電視台』のインタビューに対し「将来的に中国へ戻るだろう」と発言したことも噂の信ぴょう性を高めている。中国『QQ』によれば、北京国安や今季1部に昇格する河北華夏幸福加入、そして広州恒大復帰も示唆されている。
ムリキの中国復帰が実現すれば、再び日本のクラブがその脅威にさらされるかもしれない。”チーター”とも称される快足ストライカーの動向に注目が集まる。
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