2004年 アテネ五輪
アテネ世代の背番号10を背負った松井大輔【写真:Getty Images】
黄金世代のあまり豪華さからか、谷間の世代と揶揄された。アジア予選の中東遠征ではチームに腹痛が蔓延するなど、ピッチ外でも苦戦を強いられたが、選手たちは逞しさを身につけ本大会出場を勝ち取った。OAには曽ヶ端準と小野伸二が招集されている。
日本はグループBに入ったが、大会準優勝に輝くパラグアイ、同3位のイタリアと同居することになった。初戦のパラグアイ戦は小野のPKなどで抗うも3-4と惜敗。続くイタリア戦はデ・ロッシ、ジラルディーノという後のアズーリにゴールを奪われ、2-3とまたも1点差で敗れた。
最終節のガーナ戦では大久保嘉人がゴールを奪うと、これが決勝点となり大会初勝利を挙げた。しかし、グループ最下位となり決勝トーナメント進出を果たすことはできなかった。
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