補強禁止処分が保留となったレアル・マドリー【写真:Getty Images】
国際サッカー連盟(FIFA)からレアル・マドリーとアトレティコ・マドリーに言い渡されていた補強禁止処分が一旦保留となったようだ。29日に英紙『デイリー・メール』が報じている。
両クラブは未成年者の国際移籍に関する規定に違反したとしてFIFAから処分を受け、今夏と来年冬の移籍市場で選手を獲得し登録することができない状態となっていた。だが、両クラブ共に公式声明を発表し異議を申し立て上訴している。
FIFA上訴委員会の判決には1ヶ月から1ヶ月半の時間が必要であると見られている。さらに訴えが退けられればスポーツ仲裁裁判所へ訴え出るつもりであるという。
スポーツ仲裁裁判所へ訴えれば本来予定されている2016年夏の移籍市場が開く7月1日までに判決が出ることは難しいとみられている。処分は判決が出るまでは停止されることになり、2016年夏の移籍市場で選手登録が可能になるようだ。ただし、今後の調査で規定違反が明らかになった場合には、来年冬と2017年夏に処分が先延ばしになる。
バイエルン・ミュンヘンのロベルト・レバンドフスキやマンチェスター・ユナイテッドのダビド・デ・ヘア、チェルシーのエデン・アザールなどの大型補強が噂されていたマドリーだが、今冬ではなく夏の移籍市場で獲得に動くことになるかもしれない。
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