奈良クラブに加入した山田卓也【写真:Getty Images】
JFLの奈良クラブが29日、四国リーグのFC今治を退団していた41歳のMF山田卓也がチームに加入したことを発表した。
山田は昨季、元日本代表監督の岡田武史氏がオーナーを務めるFC今治に在籍し、トップのJ1リーグから数えて5番目にあたる地域リーグ(その内の四国リーグ)で戦っていた。
FC今治は四国リーグで首位となり、昨年11月にJFL昇格をかけた全国地域リーグ決勝大会に出場。愛媛県松山市を開催地とするグループCに入り、サウルコス福井、阪南大クラブ、アルテリーヴォ和歌山と同組となったが1勝1敗とPK戦勝利の勝ち点5となり、グループ2位となったため惜しくも決勝ラウンド進出を逃していた。
シーズン終了後、昨季限りでFC今治を退団することになった山田。今回加入が決まった奈良クラブは、J3リーグの一つ下のカテゴリーにあたるJFLに所属している。昨季はJ3クラブライセンスを交付されたが、成績面の条件を満たすことができずJ3には昇格できなかった。
山田は奈良クラブのオフィシャルサイトを通じて「2016年ご縁がありまして奈良クラブでPlayする事になりました山田卓也です。日米での経験を生かしクラブの為、奈良県の為に全力で走り回る事を約束します。そして日本の古都奈良での生活を目一杯楽しみたいと思います。よろしくお願いします」と語り、新たな挑戦に向けて意気込みを語っている。
東京ヴェルディ、セレッソ大阪、横浜FC、サガン鳥栖、そしてアメリカのタンパベイ、FC今治と様々なクラブで経験を積んだ山田は、今季J3昇格に向けて奈良クラブで戦うこととなる。
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