カタルーニャTV局がレアル・マドリー選手をハイエナに形容【写真:Getty Images】
マドリッド高等裁判所は、レアル・マドリーのラフプレーを揶揄したビデオを制作し放映したカタルーニャ州放送局TV3に無罪との判決を下した。28日付けスペイン紙『マルカ』が報じている。
カタルーニャ州放送局TV3はマドリー選手のバルセロナに対するラフプレのファウル集を、マドリーの選手たちを動物のハイエナに例えたナレーションを加え制作し、同年2月13日に自局の番組内で放映した。同映像にはDFペペ、DFアルバロ・アルベロア、当時マドリー所属であった現バイエルン・ミュンヘンのMFシャビ・アロンソ、現アーセナルのMFメスト・エジルが描かれている。
マドリー側は地方裁判所へ「クラブの名誉への不法な干渉」として訴え、600万ユーロ(約7億7900万円)の損害賠償を請求し、地方裁判所からTV3幹部3名にそれぞれ2万ユーロ(約260万円)の損害賠償の支払い判決が出されていた。
カタルーニャ州放送局TV3はマドリッド高等裁判所へ上訴し、無罪の判決が下された。裁判所は「許容範囲内の批評」であり「TV3が制作したビデオの放映は損害にはならない」としている。
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