「慰安婦問題」に触れた韓国代表
AFC・U-23選手権の準決勝イラク戦に勝利し、リオ五輪出場を決めたU-23日本代表は30日に韓国との決勝戦を行う。
この日韓決勝戦を前に、ひとりの韓国代表選手の発言が話題となっている。それは、南野拓実と同じザルツブルクに所属するファン・フイチャンだ。
韓国紙『中央日報』によれば、「慰安婦問題の話しも多く出ており、歴史的な部分もあるから、最後の試合は絶対に勝たなければならない」と語ったという。『イルガンスポーツ』や『スポーツ朝鮮』も同様の発言を伝えている。
慰安婦問題は昨年12月、日韓両外相が「最終的かつ不可逆的に解決」されることで合意したが、ソウル市内の日本大使館前に置かれた少女像をめぐる解釈の違いなどもあり最終解決していない。彼の発言はそんな両国民の感情を逆なでしかねないものだった。日本でも、『中央日報』を引用して報道するメディアもあった。
だが、本当に彼はこのような挑発するような発言をしたのだろうか。
韓国紙『聯合ニュース』や韓国TV局『KBS』は、ファン・フイチャンの発言を「慰安婦問題の話しも多く出ており、歴史的な部分もあるけど、最後ということもあり良い試合にしたい」と伝えている。