契約内容を暴露されたラダメル・ファルカオ【写真:Getty Images】
ここ最近、機密情報であるはずの大物サッカー選手の移籍金や契約内容を公開することで話題となっている暴露サイト『フットボール・リークス』だが、その流出元はどこなのだろうか。
これまでトッテナムからレアル・マドリーへ移籍した際のガレス・ベイルの移籍金やネイマールの肖像権契約内容などが暴露されている。
その流出元のひとつとされているのが、投資ファンド『ドイエン・スポーツ』社である。顧客にはユベントスのアルバロ・モラタ、マンチェスター・ユナイテッドのマルコス・ロホ、モナコからチェルシーに期限付き移籍しているラダメル・ファルカオらを抱えている。
相次ぐ情報が明るみに出てしまったドイエン社だが、実はこれに先立って昨年11月25日に公式声明を出している。
声明では、「ドイエン社はフットボール・リークスの標的にされた。メディアや世間の注目を集めている書類のいくつかは正しいものであるが、いくつかは改ざんされたものである。それらは、ドイエン社のサーバーへのサイバー攻撃によって得られたものだ」としている。
今年1月には、顧客であるファルカオが所属元のモナコからチェルシーに完全移籍する際の獲得費用や回答期限が明るみとなっている。
また、ドイエン社は公式サイトのニュースアーカイブで昨年11月以降にいくつかのリリースを掲載しているにもかかわらず、フットボール・リークスへの公式声明を最上部に固定させるなど、周知に努めている。
ドイエン社はあくまでも契約内容を暴露された一部の企業であり、今後は更なる情報がフットボール・リークスから暴露されることになるかもしれない。
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