補強禁止処分が下ったレアル・マドリー【写真:Getty Images】
レアル・マドリーは未成年移籍問題について国際サッカー連盟(FIFA)の上訴委員会に申し立てを行なった。26日付け『アス』が報じている。
マドリーは2005年から2014年にかけて未成年選手移籍に関する規約に違反したことにより、FIFAから2016年夏と2017年冬の移籍市場での選手登録禁止処分が下されていた。
FIFA上訴委員会の判決には1ヶ月から1ヶ月半の時間が必要であるとみられている。さらにマドリーは訴えが退けられればスポーツ仲裁裁判所へ訴え出るつもりであるという。
スポーツ仲裁裁判所へ訴えれば本来予定されている2016年夏の移籍市場が開く7月1日までに判決が出ることは難しいとみられている。マドリーへの処分は判決が出るまでは停止されることになり、2016年夏の移籍市場で選手登録が可能になる。
しかし、スポーツ仲裁裁判所への訴えが認められなければ、2017年冬と夏の移籍市場に処分が先延ばしとなる。フロレンティーノ・ペレス会長にとって不利なことに会長選のある年に一人も選手を獲得できないことになる。
なお、アトレティコ・マドリーも、同じくFIFAの上訴委員会に申し立てを行っている。同クラブは未成年選手移籍に関する規約に違反したことによりFIFAから2016年夏と2017年冬の移籍マーケットでの選手登録禁止処分が下された。
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