英語でのインタビューにも積極的に対応
一歩ずつ階段を上り続けてきた岡崎は、毎週のように世界最高の相手と戦えるところにまで到達してきたが、彼の向上への意欲が衰える様子は全くない。
ピッチ上でのプレーだけに限られたことではなく、まだ流暢には程遠いとはいえ、英語でインタビューに応じられるようにするための努力も今シーズンを通して重ねてきた。
カメラの前に立ち、まだ自由には操れない言葉で(オフレコではない形で)質問に答えるというのは決して容易なことではない。だが通訳の力を借りずに自分の力でやるしかない状況に身を置き、そういった緊張を乗り越えることができれば見返りは大きい。
吉田麻也や本田圭佑、長谷部誠など、外国語に対して特に必死に打ち込んできた選手たちこそが海外で成功を収められているのも決して偶然ではない。
物事に対してオープンな意識で向かい合う姿勢は、岡崎がサッカー選手として受けた初期の教育に根ざしている。兵庫出身の彼は2010年に、高校時代のコーチが個の力の重要性を叩き込んでくれたことに感謝の言葉を述べていた。
【次ページ】「個性=サッカー」。岡崎が胸に刻む言葉