リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
リバプールは現地時間26日に行われたキャピタルワン・カップ(リーグ杯)準決勝第2戦でストーク・シティと対戦し、PK戦の末に勝利して決勝に駒を進めた。
5日にアウェイで行われた第1戦でリバプールは1-0で勝利したものの、ホームでの第2戦は0-1のビハインドで90分が終了。合計スコア1-1で並び、延長でも決着がつかずにPK戦へと突入した。
リバプールはエムレ・ジャン、ストークはピーター・クラウチとともに2人目が失敗するも、6人目でストークのマルク・ムニエサが失敗。リバプールはジョー・アレンが成功させて、210分にも及ぶ接戦を制した。
大手データサイト『オプタ』によれば、リバプールは直近12回のPK戦のうち10勝と驚異の勝利を誇っている。中には、“イスタンブールの奇跡”として知られる2003/04シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝ミラン戦も含まれている。
12試合のうちリバプールが敗れたPK戦は、14/15シーズンのヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦のベジクタシュ戦と10/11シーズンのリーグ杯3回戦ノーザンプトン・タウン戦のみ。今季はリーグ杯3回戦でもカーライルにPK戦に勝利している。
さらに、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督はカップ戦の準々決勝はこれで5連勝となった。うち4回はドルトムントで記録したもので、3度のDFBポカールと決勝にも進出した2013/14シーズンのCLとなっている。
決勝での勝率は1勝3敗で、唯一勝利したのは香川真司とともにバイエルンを破った2012/13シーズンのDFBポカールのみである。
リーグ戦では苦戦を強いられているリバプールだが、クロップ監督就任初戦でのタイトル獲得まであと1勝に迫っている。
準決勝のもうひとつのカードはマンチェスター・シティ対エバートン(第1戦はエバートンが2-1で先勝)となっており、決勝戦はウェンブリー・スタジアムで“マージーサイドダービー”となる可能性がある。
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