リオ五輪では強敵が日本の前に立ちはだかる【写真:Getty Images】
U-23日本代表はAFC・U-23アジア選手権準決勝イラク戦で、1-1で迎えた後半アディショナルタイムにMF原川力が豪快なミドルシュートを突き刺す劇的な展開で勝利し、リオ五輪進出を決めた。
6大会連続の五輪出場に切符を掴んだ日本だが、本大会では更なる強敵が待ち構えている。欧州のビッグクラブで主力としてプレーする世代が、手倉森ジャパンの前に立ちはだかることになりそうだ。
リオ五輪は、欧州からしドイツ、ポルトガル、デンマーク、南米はアルゼンチン、そして開催国のブラジルといった国が参戦する。
ドイツ代表の守護神は昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)でバルセロナの優勝に貢献したマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンだ。さらに、MFエムレ・ジャン(リバプール)、MFヨハネス・ガイス(シャルケ)、DFマティアス・ギンター(ドルトムント)らビッグクラブの主力選手が名を連ねている。
また、ポルトガルではポルトでクラブ史上最年少主将を務めた18歳のMGルベン・ネベスやバレンシアのアンドレ・ゴメスといった選手が五輪出場の資格を持つ。
アルゼンチンは、インテルで主将を務めるFWマウロ・イカルディ、ユベントスのエースとして頭角を現すパウロ・ディバラ、昨年日本で行われたクラブW杯にも出場したマティアス・クラネビッテル(リーベル・プレート→アトレティコ・マドリー)といったビッグネームが揃う。
“王国”ブラジルからは、チェルシーのケネディ、ラツィオのフェリペ・アンデルソンらが本大会に出場しそうだ。また、バルセロナのネイマールは年齢的に出場資格はないが、年齢制限のないオーバーエージ枠としての出場に意欲を見せている。
2014年のW杯でA代表は悔しい思いをしてブラジルの地を去ることになったが、並み居る強豪を押しのけ、2年前の屈辱を晴らすことができるだろうか。
五輪出場国は以下の通り。
開催国:ブラジル
南米:アルゼンチン、(コロンビア)
欧州:ドイツ、ポルトガル、デンマーク、スウェーデン
北中米カリブ海:メキシコ、ホンジュラス、(アメリカ)
アフリカ:アルジェリア、ナイジェリア、南アフリカ
オセアニア:フィジー
アジア:日本、韓国、(イラクまたはカタール)
※コロンビア対アメリカによる大陸間プレーオフの勝者が五輪出場
※AFC・U-23選手権3位決定戦イラク対カタールの勝者が五輪出場
【了】