2得点でA・ビルバオを勝利に導いたアリツ・アドゥリス【写真:Getty Images】
【アスレティック・ビルバオ 5-2 エイバル リーガ・エスパニョーラ第21節】
リーガ・エスパニョーラ第21節が現地時間24日に行われ、エイバルはアスレティック・ビルバオとのダービーマッチに臨んだ。2試合連続ゴール中の乾貴士はベンチスタートとなっている。
昨季とは違い6位と絶好調のエイバルは序盤から積極的な仕掛けを見せる。4分、アンデル・カパのスルーパスに抜け出してボルハ・バストンがゴールを射抜き幸先良く先制点を手にした。
ビルバオはエースのアリツ・アドゥリスが熟練の技を見せつける。12分、オスカル・デ・マルコスのクロスを、ゴールに背を向けた状態からジャンピングボレーで叩き、豪快に同点弾を突き刺した。
直後にエイバルをアクシデントが襲う。ディフェンスリーダーのイバン・ラミスが負傷で交代を余儀なくされアレクサンドル・パンティッチが入る。すると途端に守備が崩壊してしまった。27分にサビン・メリーノ、40分にエメリック・ラポルトと立て続けにゴールを奪われ2点ビハインドで前半を終えた。
苦境に立たされたエイバルだったが、後半開始早々に反撃する。ケコがペナルティエリア内で倒されPKを獲得すると、それをB・バストンが豪快に決めて今季14得点目。ビルバオに1点差と迫る。
しかし反撃もここまで。52分にアドゥリスが再び芸術的なボレーシュートを決め、終盤にもオウンゴールで引き離したビルバオが5-2で乱打戦を制した。エイバルの乾はベンチに座ったまま出番がなかった一方で、新加入のホタがサウール・ベルホンとの交代で左サイドで起用されてポジション争いのライバルに名乗りを上げた。
ホセ・メンディリバル監督の信頼を確立できていない様子の乾は、熾烈な競争を制して次節マラガ戦で再びチャンスをつかみたいところだ。
【得点者】
4分 0-1 B・バストン(エイバル)
12分 1-1 アドゥリス(A・ビルバオ)
27分 2-1 サビン(A・ビルバオ)
40分 3-1 ラポルト(A・ビルバオ)
50分 3-2 B・バストン(エイバル)
52分 4-2 アドゥリス(A・ビルバオ)
80分 5-2 ドス・サントス(OG、A・ビルバオ)
【了】