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日本代表 9年前

リオ五輪予選準々決勝の相手はイラン! 5つの戦いで振り返る、日本との激闘史

text by 編集部 photo by Getty Images

2006ドイツW杯最終予選グループB第2節[2005年3月25日]

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アウェイのイラン戦で同点ゴールを決めた福西崇史(写真は2005年のコンフェデ杯時のもの)【写真:Getty Images】

【試合結果】
日本1-2イラン

【得点者】
ハシェミアン(25分)
福西崇史(66分)
ハシェミアン(75分)

 第1節は北朝鮮戦を相手に大黒将志の劇的な決勝ゴールで勝利し、白星スタートを切っていた日本代表。第2戦はアウェイでイランとの試合に臨んだ。

 アザディスタジアム(テヘラン)は日本にとっては完全アウェイの雰囲気で、ホームのイランが優勢に試合を進める。前半をビハインドで終えた日本は66分、途中出場の柳沢敦が相手DFと競り合ったボールのこぼれ球を、ボランチの位置から上がってきていた福西崇史が左足ボレーで蹴り込み同点に追いつく。

 しかし同点ゴールから約10分後に左サイドを破られ中澤佑二がサイドに釣り出されると、カリミのクロスからハシェミアンのヘディングによる勝ち越しゴールを許す。試合はこのまま2-1でイランが勝利した。

 当時の日本代表は3バックと4バックのどちらを使うべきかというシステム論争が起きていたが、この試合では中田英寿が約1年ぶりに代表復帰したこともあり、ジーコ監督は4バックを採用した。

 ここで敗れた影響か、ジーコ監督は中田英寿と中村俊輔を同時起用する際にも4バックと3バックを併用するようになり、中田英寿がボランチでプレーすることも多くなっていった。

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