1994アメリカW杯最終予選 第2戦[1993年10月18日]
アメリカW杯予選で日本代表の主将を務めた柱谷哲二【写真:Getty Images】
【試合結果】
日本1-2イラン
【得点者】
レザ・ハッサンサデ(44分)
アリ・ダエイ(85分)
中山雅史(88分)
第1戦のサウジアラビア戦を引き分けで終えた日本代表は、初戦を落とし勝利が必要なイランとの第2戦に臨んだ。
イランに2点のリードを許した状況で、1点を返したのはオフトジャパンのスーパーサブとして定着していた中山雅史。88分、ゴールラインを割りかけたボールにスライディングしボールを残した中山は、角度のほとんどない状況からボールをゴール方向に蹴り込み、これがそのままゴールに。
だがその後同点に追いつくことはできなかった。この敗戦後、日本は北朝鮮、韓国を相手に連勝したものの、最終戦となったイラク戦でロスタイムにゴールを奪われW杯初出場を逃すという“ドーハの悲劇”を経験した。