同点弾の判定に納得がいかないエバートンのマルティネス監督【写真:Getty Images】
チェルシーは現地時間16日にプレミアリーグ第22節でエバートンと対戦し、3-3で引き分けた。
アウェイで2点を先行したエバートンだったが、わずか2分の間にディエゴ・コスタとセスク・ファブレガスにゴールを許して同点に追い付かれてしまう。
後半アディショナルタイムに途中出場のDFラミロ・フネス・モリがゴールを奪い、このままエバートンが逃げ切るかに思われたが、ラストプレーでジョン・テリーが劇的な同点ゴールを決め、壮絶な打ち合いとなった試合は両チームが勝ち点1ずつを分け合う結果となった。
エバートンのロベルト・マルティネス監督は、テリーのゴールが認められたことについて納得がいっていないようだ。英紙『デイリー・メール』が伝えている。
ゴールシーンでは、ロングボールをオスカルがヘディングで後ろにフリックし、それをテリーが押し込んだというものだった。しかし、テリーがボールを受けた瞬間はオフサイドポジションにおり、ゴールが決まったのも「7分」のアディショナルタイムを過ぎてからだった。
「どのチェルシーファンに聞いても、オフサイドと言うだろう。世界最高のリーグだと思っていたが、信じられない判定だった。私はとても怒っている。最後に恐ろしい判定のせいで引き分けたんだからね」
辛うじて勝ち点1を拾う恰好となったチェルシーのフース・ヒディンク監督も、マルティネス監督の主張には「彼は正しい」と理解を示している。
「(テリーがボールを受ける直前に)オスカルはボールに触っていた。そして、ジョンは0.5ヤードだけオフサイドだった。だけど、彼は美しいゴールを決めたね」
思わぬ形で引き分けを掴み取ったチェルシーは、ヒディンク監督が就任してから公式戦6試合無敗と徐々に勝ち点を積み上げている。
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