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本田圭佑 9年前

本田が指揮官からの信頼を得た理由。ビッグプレーはなくとも評価された10番の規律と献身性

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

ビッグプレーはないが…チームプレーで活路見出す

本田が指揮官からの信頼を得た理由。ビッグプレーはなくとも評価された10番の規律と献身性
ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督【写真:Getty Images】

 人並み外れた個人技で局面を変えるプレーは出来ないものの、チームの規律を守って地道に働く姿勢を監督も選手も認めているのだ。

 背中についた10番のため攻撃でのビッグプレーが常に求められ、それができなければファンや地元メディアから叩かれる立場。しかしミハイロビッチはここで改めて、チームプレーで活路を開こうとする本田を擁護した。

 実際、カップ戦を含めた最近5試合で4アシストと、プレー内容は攻撃面での実績に結びついている。なおさら現時点で外す必要はないと判断されているのだろう。

 ケビン・プリンス・ボアテンクが「まだ30分程度しか体力が持たない」とミハイロビッチ監督に言ったこともあり、本田の先発出場は堅そうだ。

 ただ今度の試合は、そのチームプレーの貢献の質も問われることになる。4位のフィオレンティーナは、パウロ・ソウザ監督のもとスピーディな攻撃と守備におけるハードワークの両立したチームとして上位をキープする。

 そして左サイドは、攻守の切り替えにおいて重要だ。サイドバックのマルコス・アロンソは守備を気にしつつ、攻撃には3バック並みにポジションを高く取ってくる。

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