日本のグループステージ首位突破が決定【写真:Getty Images】
AFC U-23選手権のグループステージ第2戦が現地時間16日に行われ、北朝鮮代表はサウジアラビア代表と3-3で引き分けた。
序盤から劣勢の北朝鮮だったが、27分にキム・ヨンイルのゴールで先制点を挙げる。しかし40分にモハメド・カノに技ありのヘディングシュートをきめられて1-1で前半を終えた。
後半も先手を取ったのは北朝鮮だった。52分にユン・イルグァンが勝ち越しゴールを奪って1点リードを手にする。だが、試合はこれで終わりではななかった。安定感を欠く相手に対し、サウジアラビアは62分にファハド・ムワラッド、さらに69分にアブドゥルラフマン・アル・ガムディと立て続けにゴールネットを揺らし、この試合初めてリードを手にする。
このままでは敗退が決まってしまう北朝鮮は驚異の粘りで食らいつく。85分、コーナーキックの流れからチャン・グクチョルが執念の同点ゴールを奪い、土壇場の一発で3-3のドローに持ち込んだ。
北朝鮮とサウジアラビアが勝ち点1ずつを分け合ったため、グループステージ1試合を残して日本の勝点6を超えられるチームはなくなった。この結果、U-23日本代表はグループを首位で突破しすることが決まっている。
19日のグループステージ最終戦では北朝鮮が勝ち点1で並ぶタイと、サウジアラビアは2位突破を目指して日本と対戦する。
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