MLSに挑戦する遠藤翼【画像はトロント公式サイトより】
アメリカ・メジャーリーグサッカーに所属するトロントにドラフト1巡目指名を獲得した遠藤翼について、トロントの指揮官であるライアン・ネルセン監督が期待を語った。15日、公式サイトにて発表している。
遠藤はJFAアカデミー出身でメリーランド大学に所属している。JFAアカデミー時代に海外研修プログラムに参加し、アメリカ留学を決意した。今季は右サイドハーフとしてプレーしているが、トップ下でのプレーも得意とする。
トロントはカナタ・トロントを本拠地に置き、昨季はリーグ6位に位置している。元ユベントスのイタリア代表FWセバンスティアン・ジョビンコ、元ローマのアメリカ代表MFマイケル・ブラッドリーらが所属していることでも有名だ。
ネルセン監督は遠藤について「彼はスマートで、賢く、両足を使える。チームメイトにチャンスを提供でき、自分自身もチャンスを決め切る力を持っている」と称賛した。「何回もメリーランド大学の試合を視察した」と獲得への熱意を示している。
指揮官は「翼はセバスティアン(・ジョビンコ)、マイケル(・ブラッドリー)、ジョージ(・アルティドール)と上手くプレーできる選手だ」と太鼓判を押す。「試合での運動量を確保でき、決定機を作るタイミングをよく分かってる」と熱弁した。
ポジションについては「基本はウイングだ。右でも左でもプレーできる。成長すれば中盤にも入ることができるだろう」と説明した。注目のデビュー戦については「チームへの順応スピードによるが、今年中にはチームに貢献できる力は持っている」と述べるに留まった。
U-17以下の日本代表に選出された経験も持つ遠藤。アメリカでの活躍に期待が集まりそうだ。
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