ミランの背番号10番を背負う本田圭佑【写真:Getty Images】
ミランの日本代表FW本田圭佑に対して、イタリアメディアが“降参”を提案している。
本田は2014年にミランに加入して以来、背番号10番を背負ってきた。しかし、イタリア『カルチョメルカート.com』は「重圧から開放しよう」と提案している。
同メディアはミランの10番はかつてバロンドールを獲得したジャンニ・リベラやルート・フリットを始めとして、ズボニミール・ボバン、ルイ・コスタ、セードルフと名選手たちが背負ってきたことを強調した。
本田が10番を背負うことで、ボローニャ戦後のような同選手への激しいブーイングが引き起こされていると指摘している。また、本田がCSKAモスクワと日本代表で背番号10番を選択していないことにも言及している。
現在のミランの選手では、現地イタリアではジャコモ・ボナベントゥーラに対して10番の期待が高まっており、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はサイト上の予想布陣コーナーでは常にボナベントゥーラを10番と表記している。また、今冬より元10番のケビン=プリンス・ボアテングも復帰している。
新加入選手に10番を託すという可能性も挙がっており、ミランが獲得を狙っているアクセル・ヴィツェルが候補の一人となっているようだ。
直近の公式戦4試合で先発出場を果たしている本田だが、10番にふさわしい活躍を収めているかといえば、現地のファンは納得しないだろう。果たして、同選手は今季残りの半年間で自らの価値を証明することができるのだろうか。
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