遠藤翼獲得の選択肢を持っているバンクーバー【写真:Getty Images】
メジャーリーグサッカー(MLS)のドラフト会議が現地時間14日(日本時間:15日)開始される。ドラフト候補生の中でも特に注目されているのが、メリーランド大学に在学中のMF遠藤翼だ。その遠藤の獲得権を持っているのが、バンクーバー・ホワイトキャップスである。
このドラフト会議の前にMLS各クラブが集まって最終チェックを行う“MLSコンバイン“が行われた。遠藤は積極的なプレーでアピールし、MLSの識者から「ドラフトで選ばれるのはギリギリと思ったが、今日の印象でラウンド2中に選ばれないと勿体無い」と評価されている。
さらに、米メディア『SBNation』は「遠藤はコンバインで最も良い印象を残せた選手ですし、バンクーバーのアジア人コミュニティに最高なアピールができます。遠藤選手はMLSのフィジカル面に対応できれば大チャンスだ」と評価を下した。
また、『SBI』からは「サッカーIQが高くて、逆境に勝利したキャラクターを持っています。遠藤はMFでの選手層を強める、またはリザーブチーム(オーランド・シティB)のスタメンになれそう」といった評価が与えられている。
今冬、バンクーバーに柏レイソルから工藤壮人が加入した。チームを率いるカール・ロビンソン監督は「私の目から観るとJリーグで1番のストライカーだった」と、工藤を称賛している。日本人選手に良いイメージを持っており、場合によっては遠藤翼がバンクーバーに加入する可能性もありそうだ。
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