中国移籍が報じられたローマのジェルビーニョ【写真:Getty Images】
近年世界中から選手を獲得している中国の視線は、セリエAへと向けられているのかもしれない。伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』は、江蘇蘇寧がローマのコートジボワール代表FWジェルビーニョの獲得に興味を示していると伝えている。
ローマは先日、ルディ・ガルシア監督が解任となり、以前も同クラブで指揮を執ったこともあるルチアーノ・スパレッティ監督が就任した。これにより、ローマは戦力の見直しが必要となり、その一環としてジェルビーニョを売却することで資金を調達すると現地では報じられている。
江蘇蘇寧はミランのルイス・アドリアーノを移籍金1400万ユーロ(約18億円)で獲得することが目前となっており、さらにインテルのコロンビア代表MFフレディ・グアリンとサンプドリアのイタリア代表FWエデルも1500万ユーロ(19億2000万円)前後で獲得するのではといわれている。
しかし、それだけではなくコートジボワール代表の快足ウインガーにまで触手を伸ばしているようだ。
江蘇蘇寧はかつて浦和レッズでもプレーしたエスクデロ競飛王が所属しており、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)でプレーオフを勝ち抜いた場合、FC東京と同組となる。
その底なしの資金力で次々と大物選手を獲得している中国。彼らの“爆買い”はこの冬の移籍市場を熱くさせるのだろうか。
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