マンドラゴラ(左)とセンシ(右)【写真:Getty Images】
イタリアの覇者として黄金時代を謳歌するユベントスだが、次代への投資にも余念がないようだ。
セリエAのサッスオーロは13日、セリエBのチェゼーナのU-21イタリア代表MFステーファノ・センシの獲得を発表した。同選手は今季終了までそのままチェゼーナにレンタル移籍という形で残留する。
サッスオーロはセンシの買い取りオプションを来夏ユベントスが行使できることで合意したとみられており、実質的にユベントスが同選手を確保した形だ。
一方で、ユベントスは今季セリエBのペスカーラでプレーするU-21イタリア代表MFロランド・マンドラゴラの獲得でも合意したとイタリア『ジャンルカ・ディマルツィオ』が報じている。
現在マンドラゴラの保有権はジェノアが有しており、移籍金は700万ユーロにボーナス700万ユーロの計1400万ユーロ(約18億円)とのこと。同選手も今季終了まではそのままペスカーラでプレーし、来季よりユベントスのメンバーに加わる。
センシ(写真:右)はパリ・サンジェルマンでプレーするイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティを髣髴とさせる小柄な司令塔で、テクニックあるドリブルと展開力ある長短のパスを持ち味としている。
名前が印象的なマンドラゴラ(写真:左)は若干18歳ながらU-21イタリア代表のレギュラーを務める逸材だ。ドリブル、シンプルなパス捌き、スペースへの飛び出しとセンターハーフに求められる全ての能力を高い次元で兼ね備えており、昨季よりアンカーを務めるユベントスのMFクラウディオ・マルキージオを思い起こさせる。
イタリアの2大新星司令塔ともいえるセンシとマンドラゴラを確保したユベントス。新たな黄金時代を築き上げるための準備は万端のようだ。
【了】