フランス代表のマテュー・ヴァルブエナ【写真:Getty Images】
オリンピック・リヨンのフランス代表MFマテュー・ヴァルブエナは同じくフランス代表のレアル・マドリーFWカリム・ベンゼマから「恐怖を与えられた」と証言していたことがわかった。11日付のフランス紙『ル・モンド』が報じた。
ベンゼマはヴァルブエナのセックステープを巡る恐喝事件で共犯として訴えられており、昨年11月20日の証言でヴァルブエナはベンゼマから「ビデオはひどいチンピラたちの手にある」との発言をされたとしている。
当初はただの“忠告”と捉えていたようだが、ベンゼマが友人でありこの事件の仲介人としてすでに起訴されているカリム・ゼラティ氏と会うよう繰り返し勧められたという。
ベンゼマは一度も金銭の要求をせず、発言は攻撃的でもなかったようだが、執拗にゼラティ氏との面会を勧められたことに恐怖を感じていたと同紙は伝えている。
フランス代表のディディエ・デシャン監督は一連の事件が解決するまでベンゼマを代表から追放することを明言しており、今年フランスで開催されるEURO2016の欠場が濃厚となっていた。
しかし、ヴァルブエナは「フランス代表でベンゼマと一緒になるのに問題はない」と現地時間10日のフランスTV局『TF1』のインタビューで語っている。
果たしてベンゼマとヴァルブエナが再びフランス代表でプレーする日は近いのだろうか。
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