バロンドールを受賞したリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
現地時間11日、FIFAバロンドールの受賞式が行われ、バルセロナのリオネル・メッシが5度目の受賞を果たした。
FIFAバロンドールは各国代表の監督と主将、主要メディアに投票権が与えられ、それぞれ1位に5ポイント、2位に3ポイント、3位に1ポイントと計3選手に振り分けることができる。
FIFAは投票結果リストを公開し、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督と主将の長谷部誠はメッシに1位投票している。
2位にはともにクリスティアーノ・ロナウドに投票しているが、長谷部は3位にブンデスリーガで対戦経験のあるバイエルンのマヌエル・ノイアーに投票している。ハリルホジッチ監督は、3位にネイマールを選出している。
アルゼンチン代表の主将を務めるメッシは、1位にルイス・スアレス、2位にネイマール、3位にアンドレス・イニエスタを選出しており、ポルトガル代表主将のC・ロナウドは1位にカリム・ベンゼマ、2位にハメス・ロドリゲス、3位にガレス・ベイルと、それぞれ自身のチームメイトに投票している。
一方で、スペイン代表主将のイケル・カシージャスは意外な結果となっている。マドリーで主将を務めながら追われるように退団したカシージャスは、古巣マドリーと宿敵バルサのどちらの選手に投票するのかで、その行方に注目が集まっていた。
だが、投票結果のリストにカシージャスの名前が記載されていない。スペイン紙『スポルト』によれば、カシージャスはスペインサッカー協会から投票用紙の受け取りが遅れたため、投票の時間がなかったと伝えている。
メッシが受賞したことで、8年連続でリーガエスパニョーラの選手が世界最高選手の称号を手にしたこととなる。バロンドールのトロフィーがイベリア半島を越える日は来るのだろうか。
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