トリックFKで得点を決めた東福岡の選手たち【写真:ダン・オロウィッツ】
第94回全国高校サッカー選手権の決勝戦が11日に行われ、史上6校目の夏冬二冠を目指す福岡県代表の東福岡が初優勝を狙う國學院久我山を5-0で破り優勝をおさめた。この試合で東福岡はトリックFKを披露したが、英紙『デイリー・メール』が11日にその特集記事を書いている。
東福岡は前半に先制点を決めると、後半開始直後の48分にペナルティエリアから少し離れたところでFKのチャンスを得る。そして、味方3人が肩を組んで壁を作ると、数歩下がったところでしゃがみこむ。この瞬間に中村建人がFKを蹴り、見事ゴール左隅にボールを突き刺すことに成功した。
同紙によると、イングランド2部のブレントフォードがバーミンガムと試合を行った際に、同じようなFKを披露していたとのこと。プロの試合でもトリックFKは健在していたようだ。ただ、このFKはキッカーと壁に入った味方との連携が合わないと成功しない技である。それだけに印象に残ったゴールと言えるだろう。
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