湘南ベルマーレ時代のアレックス・ムラーリャ【写真:Getty Images】
ブラジルの名門フラメンゴは10日、フィゲイレンセからGKアレックス・ムラーリャの獲得を発表した。
アレックス・ムラーリャという名前だと馴染みがなく感じるが、その姿は2013年に湘南ベルマーレで活躍したアレックス・サンターナ本人である。特徴的な風貌や奇妙なダンスで大久保嘉人のPK失敗を誘うなど、わずか半年のプレーながら人気者になった守護神はいまやブラジル国内屈指のGKに成長した。
加入発表記者会見に臨んだA・ムラーリャは「素晴らしいGKたちがいて、健全な競争があるだろう。パウロ・ビクトールが最初に僕を抱き寄せてくれた。これまでいくつものクラブでプレーしてきたが、今はフラメンゴにいる。今年が非常に良い1年になることを確信している」とコメントし、ステップアップを喜んでいる。
本人が語る通りフラメンゴには優秀なGKが複数在籍しており、パウロ・ビクトールは昨季までのレギュラーだった。A・ムラーリャはこれまで以上に厳しいポジション争いに挑むことになるが、チーム内で最も正守護神の座に近いとされ、活躍が期待されている。
A・ムラーリャは湘南を退団した後、2014年からフィゲイレンセでプレーし、昨年レギュラーを獲得して大活躍を披露。一躍全国的な知名度を得ると、ついに国内屈指の人気クラブへ挑戦するチャンスをつかんだ。果たして自らの実力をビッグクラブでも証明することができるだろうか。
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