インテルのアンドレア・ラノッキア【写真:Getty Images】
リバプールは、インテルで出場機会に苦しむイタリア代表DFアンドレア・ラノッキアの獲得に興味を示しているようだ。英紙『リバプール・エコー』が伝えている。
昨季はインテルの主将としてリーグ戦30試合でプレーしたラノッキアだが、今季は18節時点で10試合の出場にとどまっている。うちフル出場は1試合で、残りの9試合はすべて45分以下のプレー時間しかない。
今季からキャプテンマークもマウロ・イカルディに明け渡すことになってしまい、厳しい時期を過ごしている。
イタリア国内外のクラブがラノッキアに興味を示していたが、そこにリバプールも加わることとなった。
リバプールはセンターバック陣に負傷者が続出しており、危機的な状況に陥っている。ジョー・ゴメスは今季絶望のけがを負っており、ママドゥ・サコ、マルティン・シュクルテルはいずれも負傷を抱えている。
現地時間5日に行われたキャピタル・ワン・カップのストーク・シティ戦ではデヤン・ロブレンとコロ・トゥーレがセンターバックのコンビを組んだが、ロブレンは負傷交代している。
K・トゥーレも試合後に軽傷が見つかったため、現時点でリバプールのセンターバックは全滅状態という緊急事態に。ユルゲン・クロップ監督も守備に負傷者が相次いでいることを嘆いており、補強は急務となっている。
ラノッキアにはノリッジが700万ポンド(約12億1100万円)のオファーを提示していたが、選手本人がプレミアリーグの下位クラブでのプレーを懸念したため拒否したと同紙は伝えている。
しかし、バレンシアもラノッキアに興味を示しているため、一刻も早く守備を立て直したいリバプールにとっては一筋縄ではいかないかもしれない。
【了】