セントラル・コースト・マリナーズのアンソニー・カセレス【写真:Getty Images】
この冬の移籍市場で、マンチェスター・シティとJリーグのクラブが若き才能を巡って争奪戦を繰り広げることになるかもしれない。豪州メディア『ABC』が伝えている。
獲得が噂されているのは、Aリーグのセントラル・コースト・マリナーズに所属するオーストラリア人MFアンソニー・カセレスだ。A代表歴はないが、マリナーズで背番号10を背負い、中盤で攻撃の中核を担う23歳の注目株である。
同紙によれば、名前は明らかにされていないもののJリーグのクラブとシティがカセレスに注目しているようだ。
カセレスにはシドニーFCなどの豪州国内クラブも興味を示しているが、かつてベガルタ仙台を率い現在はマリナーズで指揮を執るグラハム・アーノルド監督は、「私はマリナーズがシドニーFCに売ろうとしているとは思わない」と語り、ライバルとなるクラブへの売却を否定した。
マリナーズ側はカセレス売却によって移籍金を得ることを目論んでいるため、Jリーグのクラブが世界屈指の金満クラブであるシティと金銭勝負となった場合には、事態が難しくなるかもしれない。
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