サガン鳥栖の新監督に就任したマッシモ・フィッカデンティ氏【写真:Getty Images】
J1リーグのサガン鳥栖が7日、昨季までFC東京を率いていたマッシモ・フィッカデンティ氏が新しく監督に就任したことを発表した。
鳥栖は、かつてバイエルン・ミュンヘンやヴォルフスブルクなどを優勝に導いた“鬼軍曹”フェリックス・マガト氏を新たな指揮官として迎え入れる予定だったが、同氏が「鳥栖の競争力とプロジェクトに合意できない」と監督就任を拒否したため破談になっていた。
そして、別の監督候補との交渉に切り替え、候補の一人として名前が挙がっていたフィッカデンティ氏との交渉が成立。今季から鳥栖を率いることになる。フィッカデンティ氏は昨季FC東京の監督としてJ1リーグを戦い、チームを年間総合4位に導いていた。
惜しくもチャンピオンシップ(CS)出場は逃したが、中島翔哉や橋本拳人などの若手選手を積極的に起用するなどして、チーム力を高めている。鳥栖にも鎌田大地など若手選手が多く在籍しており、フィッカデンティ氏の手腕によってチーム力を底上げしたいところだ。
フィッカデンティ氏は鳥栖のオフィシャルサイトを通じて「日本でまた引き続き仕事が出来ることが決まり、私はとても幸せです。日本という国をもう、15年ほど前から知っていますが、本当にこの国を愛しています。私にとって日本は、もはや第二の故郷と言っても過言ではありません。ですから、まず、日本のサッカーファンすべての方々に、この私の強い気持ちを伝えたいです。
また、これまで応援してくれた全てのサッカーファンにあらためて感謝の気持ちを伝えたいです。これからは、サガン鳥栖で勝利をつかむことに全力を尽くしたいと思っています。サガン鳥栖は、私も常に尊重の念を抱いていたチームで、そのチームを指導できることを心から誇りに思います。
私のサガン鳥栖との契約に携わってくれた方々には、本当に心から感謝しています。とくにクラブをサポートしていただいているスポンサーの方々には深く感謝を申し上げます。九州には私も過去、何度も足を運んでいますが、本当に素晴らしい印象を持っています。人々の素晴らしい熱意を感じています。
そして、サガン鳥栖の素晴らしいサポーターとともに、必ずや素晴らしい結果を得られるだろうと、私は確信しています。スタジアムを満員にして、そしてみんなで勝利をつかみとりましょう!私はみなさんと新しいシーズンを迎えることが、今から待ちきれない気持ちでいっぱいです。一緒にかんばりしょう!フォルツァ サガン! 」とコメントし、次のシーズンに向けて意気込んでいる。鳥栖をJ1上位へ導くことはできるのか期待したいところだ。
【了】