『韓国のメッシ』とも呼ばれるイ・スンウ【写真:Getty Images】
バルセロナの下部組織に所属する韓国人FWイ・スンウは、今月6日に18歳の誕生日を迎えたことで公式戦への出場が可能となった。韓国紙『中央日報』が伝えている。
昨年4月、バルセロナは18歳未満の外国籍選手登録規約に違反したとしてFIFAから2015年12月末まで移籍市場での選手登録を禁止されていた。
FIFAは原則として国際規約で18歳未満の選手の国際取引を禁止しているが、イ・スンウは18歳を迎えたことでこの規約の範囲外となり、自由に韓国国外のクラブでプレーすることができるようになった。
バルセロナは補強禁止処分が解かれた年明けの4日に76選手の登録を完了しており、イ・スンウは2日遅れの登録となっている。
イ・スンウは同紙のインタビューで、「プレー出来ないと最初に聞いたとき、ジョークだと思った。現実を受け入れるしかなかったけど、じっとしていることはできなかった」と当時の心境を吐露している。
『韓国のメッシ』とも呼ばれるイ・スンウだが、やはり憧れは“本家”のようだ。「バルセロナにはネイマールやルイス・スアレスのような選手がいる。だけど、僕にとってメッシはスター選手の中でもベストなんだ」と語っている。
18歳を迎え、公式戦出場が可能になったことでトップチーム入りが1歩近づいたイ・スンウ。「バルセロナのトップチームに加わることは本当に難しいことなんだ。でも、ハードワークをすれば不可能なことだとは思わない」と意気込みを述べている。
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