レアル・マドリー監督を解任となったラファエル・ベニテス氏【写真:Getty Images】
現地時間4日20:00頃から始まった会見で、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が「難しい選択だった」という前置きのもとで監督交代を伝えた時点で、ラファエル・ベニテス前監督は正式に解任を伝えられていなかったという。5日付け『マルカ』が報じた。
同紙によると、現地時間4日午後、クラブはベニテス氏に「まだ解任はない」と伝えていた。そのため、ベニテス氏の代理人であるマノーロ・ガルシア・キロン氏も姿を現すことはなかった。
クラブはベニテス氏に、同クラブのホームスタジアムであるサンティアゴ・ベルナベウに出向くようには伝えてあったが、ベニテス氏は報道陣を避けスタジアムへ姿を現しておらず、そのため正式に解任を通知されないまま監督変更を知ることになった。
ベニテス氏はジネデイーヌ・ジダン新監督の家族が勢ぞろいしていた会見に驚きを隠せなかったようで、クラブに対して落胆しており、「あそこで仕事をすることは不可能だ」と周囲に漏らしたという。
なお、5日付けの『マルカ』紙は、ベニテス解任の理由は選手との関係悪化であり、とくにハメス・ロドリゲス、イスコとの仲が冷え切っていたことも報じている。
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