ロコモティフ・モスクワのFWバイエ・ウマル・ニアス【写真:Getty Images】
後半戦の巻き返しを狙うチェルシーは、迫力不足の前線にロシアで活躍するセネガル代表FWの獲得に動いているようだ。英紙『インディペンデント』など複数メディアが報じた。
イングランドの名門に狙われているのはロシア1部ロコモティフ・モスクワに在籍するバイエ・ウマル・ニアスだ。25歳のストライカーは欧州でこれまでほとんど実績を残してこなかったが、今季は公式戦22試合に出場して12得点を挙げてブレイクの兆しを見せている。
セネガル代表と言えば、チェルシーは昨夏の移籍市場閉幕間際にDFパピ・ジロボジを獲得したが、ベンチ入りもままならず、ほとんど試合の出場機会はない。同選手もヨーロッパでの実績が乏しく、なぜ加入に至ったのか多くのファンが疑問を抱いていた。
二アスも同じように出場機会を得るのに苦労する可能性があるものの、移籍金は700万ポンド(約12億円)と格安で、プレミアリーグで本格的に才能を覚醒させるかもしれない。188cm75kgと恵まれた体格を誇り、センターFWとウィングに対応できる柔軟性も備えている。
フース・ヒディンク監督は冬のマーケットでいかなる動きを見せるのか。ビッグネームではなくほぼ無名のストライカー獲得がチームにもたらす影響にも注目が集まる。
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