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セリエA 9年前

インテル、新会長3季目で主役に舞い戻る。長友はチーム唯一の課題を解決できるか【欧州主要クラブ中間査定】

シリーズ:欧州主要クラブ中間査定 text by 編集部 photo by Getty Images

唯一ベストの組み合わせが確立しないサイドバック

 ほとんどパーフェクトといっても過言ではない前半戦において、マンチーニ監督が唯一苦労したのがサイドバックの人選だ。

 指揮官は前線と中盤も様々な組み合わせを試しているが、基本的には相手チームとの相性や好調の選手を起用するというポジティブな変更だった。しかし、サイドバックに関してはその逆で、A・テレス以外にマンチーニ監督の信頼を100%獲得している選手は存在しない。

 日本代表DF長友佑都は一時6試合中5試合で先発出場を果たしたものの、ナポリ戦で痛恨の退場となって以来セリエAでは出番が回ってきていない。今後はダビデ・サントンと右サイドバックの座を争うとみられている。

 また、あえてチームの課題を挙げるとすれば、主力の残留と言えるだろう。ムリージョは今や欧州中のメガクラブが狙う逸材へと成長し、イカルディには継続して移籍の噂が挙がっている。

 現在チームに所属している選手たちの多くは今後もクラブの未来を担える人材なだけに、絶対に残留に漕ぎ着けたいところだ。そのためにも、来夏のCL出場権はクラブの命運を握る問題と言っても過言ではない。

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