王者チェルシー、夏の補強は最低限に
昨季のプレミア王者チェルシーの補強は必要最低限に留まった。
ペトル・チェフ、ディディエ・ドログバ、フィリペ・ルイスの代わりにアスミール・ベゴビッチ、ラダメル・ファルカオ、アブドゥル・ラーマン・ババが加入。さらにユベントスへ放出したフアン・クアドラードの後釜にペドロ・ロドリゲスを獲得するなど数選手が入れ替わったが、昨季の優勝メンバーをベースに新シーズンに挑んだ。
チャンピオンズリーグ(CL)はベスト16と不本意だったが、リーグ優勝に加えてキャピタルワン・カップ制覇の二冠を達成するなどジョゼ・モウリーニョ体制2シーズン目は成功だったと言える。
しかし、これまで率いてきたクラブでは就任3シーズン目に難しい状況に陥ることが多かった。それだけに、今季はモウリーニョ監督にとっても非常に重要な1年となるはずだったのだが…。
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