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Jリーグ 9年前

山形、劇的昇格で挑んだJ1も、地力およばず1年でJ2へ逆戻り。この経験を将来に活かせるか【2015年通信簿】

シリーズ:2015年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images

19試合勝ちなしを経験

山形、劇的昇格で挑んだJ1も、地力およばず1年でJ2へ逆戻り。この経験を将来に活かせるか【2015年通信簿】
19試合白星なしと苦しい時期も経験した【写真:Getty Images】

 勝利の難しさを痛感したシーズンだった。1stステージは3勝5分9敗、2ndステージは1勝7分9敗という結果に終わっている。特に5月の柏戦に勝利してからは19試合勝ちなし。勝ち点3を全く取れなくなってしまった。

 試合に勝つにはゴールを奪う必要がある。パフォーマンス自体は悪くなくとも、得点が生まれなければ苦しい戦いを強いられることになる。

 一方で得点は24とリーグワーストを記録した。ディエゴが10得点とチーム最多を記録。ブラジル人助っ人の活躍は評価に値するが、他の選手が続かなかった。失点数は53だったが、山形よりも失点の多いクラブは他にもある。守備面では健闘したと言うこともできるだろう。

 守護神の山岸を中心に守備は一定の堅さを示した。結果として最下位でのJ2降格となったが、チームとしてのカラーは示したと言える。

【次ページ】スタイルは貫いた
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