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マンC、輝く“200億円の両翼”。怪我人復帰次第ではCL制覇も視野に【欧州主要クラブ中間査定】

シリーズ:欧州主要クラブ中間査定 text by 編集部 photo by Getty Images

求められるCL仕様の戦い方

マンC、輝く“200億円の両翼”。怪我人復帰次第ではCL制覇も視野に【欧州主要クラブ中間査定】
ペジェグリーニ監督は就任以降、攻撃的なチームをつくってきた【写真:Getty Images】

 主力に怪我人が相次ぐ中、新戦力をフィットさせながら一定の結果を残したのは高く評価できる。だが、なぜここまで怪我人が続出してしまうのかは突き詰める必要がある。

 特にアグエロは毎年のように負傷している。得点力という意味でも欠かせない存在だけにオフの過ごし方や毎試合後のケアなどフィットネス分野に関しては再考すべきだ。また、ヤヤ・トゥーレはシーズン序盤に目に見えて体が重たいことがある。チームの骨とも言うべき選手だけに、怠惰な態度は改めさせるべきだろう。

 クラブとしてCL制覇を成し遂げたいのであれば、大事な試合でベストな布陣を組めるようにするほかない。アグエロ、シルバ、スターリング、デ・ブルイネ、ヤヤ・トゥーレ、コンパニが揃った試合がいくつあっただろうか。

 また、爆発的な威力を発揮する攻撃陣とは裏腹に、守備陣は不安定だ。個人の力に依存することが多いため、コンパニが不在だといくつもの混乱が起きる。これはマヌエル・ペジェグリーニ監督の責任によるところが大きい。

 ペジェグリーニ監督は就任以降、攻撃的なチームをつくってきた。プレミアリーグには合っているスタイルだが、負ければ終わりのCLには向いていない。グループリーグでも本調子ではないユベントスに連敗した。

 守備力の軽い選手を多く起用していることもあるが、前線とDFラインで連動した守備はできていない。どこからプレスをかけるのか、攻撃陣はどの位置まで戻るべきなのか、非常に曖昧だ。これまでは突破されてもコンパニの個人能力やハートのスーパーセーブに助けられてきたが、それでは上に行けないのは昨季までで証明されている。

 ベストな布陣を組みつつ、CL仕様の戦い方を構築することが何より求められる。

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