1.サッカー界の二大組織、権力者たちの“狂騒”曲
FIFAのゼップ・ブラッター会長(左)とUEFAのミシェル・プラティニ会長(右)【写真:Getty Images】
5月27日、スイス・チューリッヒの高級ホテルで国際サッカー連盟(FIFA)の幹部らが、メディア関係者などから贈賄の受領など複数の容疑で逮捕された。
同29日にはゼップ・ブラッター氏がFIFA会長選で再選を果たしたが、6月2日に開かれた緊急記者会見で「サッカー界全体の支持を得られていない」として辞意を表明。会長選が仕切り直されることとなった。
その後の調査で、ブラッター氏に加え、会長選出馬を表明していたUEFAのミシェル・プラティニ会長など複数幹部が一連の不正に関与していたことが発覚。FIFA倫理委員会は10月に90日間の職務停止処分を、12月には8年間の活動停止処分を両名に下した。
FIFA、UEFAというサッカー界の二大組織において、2人の権力者たちの“狂騒”曲が続いていたということだろうか。