3.11年ぶりの2ステージ制&チャンピオンシップ復活
CS準決勝で浦和戦で事実上の決勝点を奪ったG大阪の藤春廣輝【写真:Getty Images】
今年のJリーグで最も大きな変化と言えば、11年ぶりに2ステージ制とチャンピオンシップが復活したことだろう。各ステージ王者と年間上位チームが優勝を争うチャンピオンシップに進出するレギュレーションには賛否の声もあった。
1stステージは浦和が無敗優勝。2ndステージは広島が制し、年間1位の座も確保した。選手やサポーターも不慣れなシステムな中、準決勝の浦和対G大阪でいきなり名シーンが誕生する。
1-1のまま迎えた延長後半、G大阪の丹羽大輝がGK東口順昭に浮き球のバックパスを出すと、これがポストに直撃。あわやオウンゴールとなりかけた直後、G大阪はカウンターを仕掛る。顔面蒼白の場面から一転、気が緩んだ浦和守備陣の隙を突いて藤春廣輝が事実上の決勝点を奪い、歓喜へと変わった。
ホーム&アウェイ方式の決勝戦では年間順位で上回る広島が1勝1分でG大阪を下し、2ステージ復活後初のJリーグ王者となった。
来季の2ステージ制はレギュレーションも一部で変更となり、復活2年目を迎えるJリーグ。果たしてどんなドラマが待ち構えているのか。
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