レアル・マドリーのラファエル・ベニテス監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのラファエル・ベニテス監督が、クラブに対してある“動き”があり、それによって事実が捻じ曲げられていると指摘した。スペインの『エル・パイス』紙が29日付で報じている。
ここ最近は常に解任が噂されているベニテス監督だが、同氏はそうした一連の報道について懐疑的な姿勢を持っており、ネガティブキャンペーンがあると考えているようだ。会見にてコメントした。
「フロレンティーノ、マドリー、そして監督に対して何やら“動き”がある。批判され得ることはすべて批判され、手に負えないものまで作られてしまう。それは明白なことで、経験ある人なら誰でも知っていることだ」
また、ベニテス監督は自身とチームの関係について「スタッフとの関係は報道されているものよりも遥かに良好だ。24人の選手がいて、何人かはプレーし、何人かはそうでないが、多かれ少なかれ幸せにしている」と言及している。
「(報道で)言われていること、そして実際に起こっていることはすべて知っているが、明白な“動き”を変えることも、そして何か行動を起こすこともできない」としながら、マドリーの監督を務めることは簡単ではないということも理解しているようだ。
「30年間ベンチで過ごしてきて、マドリーやその他のクラブなどでも試合を経験してきたが、私はこのクラブが何たるかを知っているし、それが何を意味しているのかも知っている」
またベニテス監督は、自身が熟考した上での選手起用に対しても情報操作が行われているとも述べている。真偽は定かでないが、強い風当たりを受けているのは少なくとも事実なようだ。
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