夏の移籍市場で210億円もの大金を投下
ルイス・ファン・ハール体制2年目となった今季は、夏の移籍市場でおよそ1億1100万ポンド(約210億円)もの資金を投下。バスティアン・シュバインシュタイガー、アントニー・マルシアル、メンフィス・デパイら6選手を獲得した。
大金を叩いて戦力を増強した一方で、センターバックの獲得は失敗している。レアル・マドリーのセルヒオ・ラモスやドルトムントのマッツ・フンメルスには熱心に関心を寄せていたが、結局彼らが首を縦に降ることはなかった。
それでところか、ジョニー・エバンスをウェスト・ブロムウィッチに売却してしまい、単純に頭数を減らしてしまう事態に。今季はダレイ・ブリントをセンターバックにコンバートしたことで難を凌いでいるが、急造感は否めない。
また、センターフォワードも獲得できなかったことは痛い。ウェイン・ルーニーや新加入のマルシアル、デパイはいずれも生粋の“9番”タイプではなく、前線の攻撃力に迫力を欠く。
一度はマドリー移籍で合意していたダビド・デ・ヘアの流出を阻止することに成功したが、投資金額に見合った補強ができたかと言われれば疑問が残る。