8年間の活動停止処分を受けているゼップ・ブラッター氏【写真:Getty Images】
国際サッカー連盟(FIFA)の倫理委員会から8年間の活動停止処分を受けたゼップ・ブラッター氏が、ドイツの雑誌『ブンテ』に心情を吐露している。
ブラッター氏は5月末のFIFA会長選に勝利し、5期目となる会長職に就く予定となっていた。しかし、W杯開催地の選考を巡る贈賄など数々の疑惑が浮上したことがきっかけとなり、選挙からわずか5日後に辞意を表明していた。
90日間の資格停止処分、神経性ショックでの入院などを経て、今月21日に8年間の活動停止処分を受けたブラッター氏だが、同誌のインタビューに向けてこう語っている。
「私はもはやFIFAのために戦っているのではない。彼らは私を見捨てた。私は私自身と名誉のために戦っているだけだ」
また、FIFAの会長であった自分だけが批判の槍玉に上がっていたことについても残念だと述べ、“いちゃもん”によって再び活力を得たという。
「クリスマスの後で私は戦いに戻る」と同誌に語っているブラッター氏だが、今後どのようなアクションを見せるのだろうか。動向が注目される。
【了】