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浦和、李の決勝ヘッドで9年ぶり天皇杯決勝進出。120分の死闘制す

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和、李の決勝ヘッドで9年ぶり天皇杯決勝進出。120分の死闘制す
途中出場で決勝ゴールを挙げた李忠成【写真:Getty Images】

【浦和レッズ 1-0 柏レイソル 天皇杯準決勝】

 今年のサッカー日本一を決める天皇杯の準決勝が29日に行われ、浦和レッズと柏レイソルが対戦した。

 両チームとも中2日で迎えた一戦。序盤から浦和が柏ゴールに襲い掛かる時間帯が続く。しかし、そんないい流れの中アクシデントが起こる。パスワークの中心にいた柏木陽介が相手と交錯した際に左ひざを痛めてプレー続行不可能となり、39分に青木拓矢との交代を余儀なくされる。

 前半はスコア動かず迎えた後半も、両チームにシュートが生まれながらゴールが生まれない。浦和は右サイドの関根貴大にボールを集め、縦への鋭い突破から多彩なクロスでチャンスを作っていく。対して柏はカウンターに勝機を見出すが、槙野智章ら守備陣の奮闘もあって無得点で90分を終えた。

 浦和は延長前半開始から李忠成と興梠慎三を投入して勝負に出る。柏は交代枠を延長後半までひとつも使わず、ラスト15分を切ってから栗澤僚一と大津祐樹を入れて試合を決めにいった。

 するとついにスコアが動く。117分、梅崎司のクロスに途中出場の李が頭で合わせて浦和が咲きにゴールネットを揺らした。

 李の天皇杯3試合連続ゴールで1-0と勝利した浦和が9年ぶりの元日決勝進出を果たした。味の素スタジアムで行われるファイナルではガンバ大阪対サンフレッチェ広島の勝者と対戦する。

【得点者】
117分 1-0 李忠成(浦和)

【了】

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