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Jリーグ 9年前

松本、熱気に包まれた初のJ1。確立した『量』のスタイル、『質』の向上で再出発を【2015年通信簿】

シリーズ:2015年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images

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松本、熱気に包まれた初のJ1。確立した『量』のスタイル、『質』の向上で再び昇格を【2015年通信簿】
松本山雅FCの2015シーズンのフォーメーション

補強結果診断 D

 船山の移籍で空いた穴は最後まで埋められなかった。鳴り物入りで加わったオビナも成功とはいえず、途中加入のキム・ボギョンもチームの力にはなりきれなかった。

 前田はU-22日本代表候補に選出されるなど一定の成果を収めた。だが、ローン期間満了のため退団が決定している。

総合力診断 D

 田中隼磨が年間走行距離1位になるなど、アグレッシブな姿勢はチーム全体が貫き通した。守備から入り、長いボールを多用してゴールへ向かう戦いは統一されていたが、J1残留できるほどの威力はなかった。

 J1初挑戦にも関わらずダントツ最下位ではなく、終盤まで意地と粘りを見せた点は称賛に値するが、最終順位と総合力は比例するものだったと見るのが妥当だろう。

【了】

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