診断
栃木SCの2015シーズンのフォーメーション
補強結果診断 E
そもそもシーズン開幕時にすでにストライカーが欠けていた。昨季は大久保哲哉や近藤祐介、瀬沼優司といったゴールを奪う実績のある選手たちがいたが、彼らが抜けた穴を埋めることができなかった。夏場の補強に期待がかかったがストライカーの獲得は叶わず。現強化部の力量不足が露呈した。残留を争う他チームとの明確な差は強化部の力量の差だ。しかし、それがもろに終盤戦の戦いぶりに出てしまった。
総合力診断 E
まるで機能しなかった強化体制以外にもクラブ力の欠如は見て取れる。残留を争う危機の中でも観客動員数は思うように伸びなかった。それが地域やファン・サポーターが示した答えだ。栃木が長年J2を戦ってきたなかで培ってきたものはいったい何だったのか。栃木において栃木SCが存在する意義とは何なのか。来季J3を戦うチーム編成を粛々と進める一方で、クラブはしっかり足元を見つめ直して体制強化に励む必要があるだろう。
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