診断
補強結果診断 B+
カンテとフート、フクス、さらに岡崎を加えた新加入選手たちは(フートは昨季途中からレンタル移籍しているものの)、いずれも及第点以上の活躍をしている。特にカンテはすでにチームの主軸となり、さらにフクスは左SBながら攻撃にアクセントを加えられる貴重な選手として、存在価値を証明している。
フートはスピードに難はあるがラニエリ監督の求めるタスクをこなし、岡崎はゴール数3も、献身的なパフォーマンスでチームへの貢献度は高い。レンタル移籍でスウォンジーから加入したダイヤーは、ケガなどもあるが、今後はオルブライトンとマハレズしかいないウィングのポジションでバックアップしてアピールしている。
インラーは、プレミア特有のスピードに慣れてない印象も、ロッカールームではベテランとして、海外選手の中心として貢献している模様だ。
総合力診断 S
「出来すぎ」の一言だ。リバプール戦後には、ラニエリ監督が記者団に対して「私たちの目標は分かっているだろう?」と、茶目っ気たっぷりに逆取材していた。だがその言葉どおり、クラブの目標はあくまで残留である。
その中で、折り返し地点を目前にした状況でまさかの単独首位に立っている。シーズン開幕前は“修繕屋”と呼ばれる男に懐疑的な目を向けたものも少なくなかったが、今ではミラクルワーカーとして、“弱小チーム”レスターの奇跡の優勝を期待する声が大きい。
しかし現在の好調を維持して、優勝するのは至極困難なのは明らか。そのため、チャンピオンズリーグ出場権となる4位以内を目指したいところだ。
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