4年間の柳下体制から、新体制へ移行する来季
来季は吉田達磨新監督のもと、新たな気持ちで再スタートとなる。今季は柏レイソルを指揮し、これまで育成の分野で結果を残してきた青年指揮官は若い選手たちに大きなプラスをもたらすだろう。
守備の要だった大井健太郎を失ったが、舞行龍ジェームズを新たなリーダーに組織を再編する。日本代表経験のある松原健や、U-22代表の川口尚紀といった若手も切磋琢磨して主力定着を狙いたい。
補強の重要なポイントはエースをいかに確保するか、だろう。怪我がちなラファエル・シルバにその役割を期待するのは酷で、指宿洋史の相棒を務められるストライカーか、ゴールを演出できるチャンスメイカーが欲しい。得点力を上げなければ上位進出は難しく、二桁得点を約束する選手が1人でもいなければ苦しくなる。
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