安藤梢【写真:Getty Images】
現在ドイツでプレーしている安藤梢が、27日の皇后杯決勝の会場を訪れ、澤穂希の現役ラストマッチを観戦した。
試合後、報道陣の取材に応じた安藤は「誰よりも身体を張っていますし、最後まで走っている姿というのは澤さんらしかった」と、大先輩の勇姿を振り返る。
そして終盤に決めたゴールについて問われると、「みんなに期待されていたり大事な試合で決めるというのは1回や2回じゃなくて何度も見させてもらっているので、本当にすごい人なんだと改めて思いました」と、ここぞで必ず結果を残す澤のすごさを語った。
安藤と澤は15年以上ともに日本の女子サッカー界を引っ張ってきた。「澤さんと一緒にプレーさせてもらったのはすべて覚えていますし、初めて代表で澤さんを見て嬉しかったり、ドキドキした気持ちとか、一つ一つのプレーをよく覚えています」と、安藤は2人が共有した時間に思いをはせる。
来年から澤はピッチにいない。だが、澤が残した強い思いを胸に安藤はこれからも走り続ける。
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